ファンデーションが切れかけたので買いに行った。そろそろ今までのは飽きてきたので何か良いものはないかと、詳しい友人に聞いたら即座に答えてくれた。こういうヤツは常に情報を集めてるから頼りになる。
で、デパートの目指す店へと突撃。
相変わらずオネエサン方は若くて色白できれいなこと。目もぱっちりまつげバサバサ。
これまでのワタシの化粧品遍歴を聞き出しながら時折感心したように「あぁ、へぇ〜」などと高い声で相づちを打ってくれる。単純にうれしいところに、何となくデイケアに出かけ歓迎され喜んでいる自分が想像できた。
オネエサンは温かい手で丁寧にクリームやら何やらをすり込んでくれる。冷え性のワタシが美容部員なら客の手を取っただけで「ひっ!」とひかれるだろうか。ファンデを塗った後もきらきらの「お粉」をはたいてくれ、チークを優しく置いてくれる。欲しいのはファンデーションだが、こうなるとぜ〜んぶ欲しくなるのだから恐ろしい。オネエサンの手に引っかかってはいけない。今日はファンデだけなのだ。
それでも鏡を見ていると気になってきたので「この点々を消したいのだが」と判断をあおった。
「点々を消す?栄養クリームですね。」
「いえいえ、すぐに鏡の前で消したいんです。」
「ではコンシーラーですね。」
「あ、それそれ」
コンシーラーって単語は知ってるが、メーカーによって何か隠し技があるのではと聞いてみたのだが、やはりコンシーラーだったか。
そう言うわけでファンデとコンシーラーを買った。
翌朝オネエサンがやってくれたように顔を作っていくとかなり手がかかった感じ。
おお、マダムな化粧。
化粧品を変えるといつもその効果に驚く。なんか良い感じ!
だが、いきなり画期的に肌が変わるわけがない。きっといつもより肌を意識して、基礎から丁寧に隅々まで時間をかけて段取りしていくからなのだろう。これからきちんと手入れをしよう、と目標乱立のこのごろ、さらに誓った。
それにしても・・この間まではちょっと塗ったらアラがかなり隠せたのにな。シミを薄くする事はまだできるが、塗っても毛穴が見えてるのは悲しい。しかしあんまり塗り込んでも時間がたったら割れてくるしなぁ。