夜中から風がきつい。窓ガラスや玄関の門ががたがたっと揺れる音で睡眠が浅くなる。
何となく昔読んだ「おやすみなさいフランシス」を思い出す。
カタカタという音を子守歌に再びうとうと・・・し始めたら、やっぱり。
部屋をうろうろ歩き回るヤツ。
落ち着け〜。
実家のゴールデンもちょっと強い風が吹くとベッドルームへやってきて重たい体で押さえつけに来るのだが、うちの雑種犬も同じ。恐怖で眠れないのだ。眠れないならゴールデンのようにひっついてきたらいいのに、それも今イチ安心できないらしい。安眠の地を求め家中をさまよっている。もちろんシュナは大爆睡。幸せなヤツ。
結局家人みな付き合いきれずに見放された雑種犬はどこでどうしたのやら。
風も雨もだんだんきつくなってきた。予報当たりだ。
近頃花粉がキツイ。鼻がつまるとかつまらなさすぎるとかはないのだが、目がシバシバして頭痛がひどい。天気予報ではもうとっくに飛んでるよ、って話だ。
あまりのだるさに昨晩は9時前からシュナを連れベッドに潜り込んだ。寝ても寝ても眠い。本当に花粉だけなのか?
早く寝かされたシュナは朝早くトイレで目が覚めたようだ。そのへんで(トイレでってことだが)してくれればいいのに、朝は是非とも外に出たいようだ。外は大雨なんだがな。仕方がない、出たいと言ったのはオマエなのだから。雑種犬がようやく落ち着いたと言うのに次はオマエがワタシの睡眠を邪魔するのか。庭へ出た瞬間、きっと雨嫌いのシュナは後悔したはずだが待っていられない。ワタシは二度寝する。雨が嫌なら小屋に入っててね。お休み。次に起きた人がきっと入れてくれるさ。
ゆっくり目に起きて来たら、シュナはしっかりヒーターの前を陣取っていた。ぬれ雑巾になってたらしい。雨の日は室内のトイレを利用するのだよ。