眉アートをして、ネイルをして、マダムをめざしているとなるとかなり自分に気を使った上品な奥様が浮かび上がる。これが姿の見えないブログのありがたいところだ。
気を使っていたネイルも相変わらず表面がつるつるで塗り替えも順調。
だが、爪はいいとしてその下にある手はどうだ。
手は年齢が出るからな。
その昔、キキキリンさんがユウキチホさんだった頃おばあさん役をやるのに手がきれいすぎると手袋をはめていたらしい。
先日何かの雑誌で女優さんが、「手はお母さんの手だね」と言われたと書いていた。
手の甲って嘘がつけない。いつのまにかこれからシミに発展しそうな疑いの模様もかすかに見える。
それでなくても学生時代から関節とかやたらシワや線が多く、「象のひざみたい」とか「期待したより一関節短い長さ」とか「皮膚が余りすぎ」などと言われた手だ。ほほほと口元に寄せた手が白くてつるつるならどれだけいいだろう。
先日、大学を卒業されるかわいい女の子をたっくさん見る機会があった。卒業式の練習とかで皆黒のスーツ。みなよく笑いかわいらしい、それに手もきれいだし。今の皆さん、どの子も口紅はナチュラルなベージュピンクでお顔が寒そうだ。目はしっかりと手が加えられパチパチと瞬きする。それに髪の毛もくしゅくしゅにセットされてトップが盛り上がってる。これが普段の私服ならもっと華やかなんだろうな。
同じコトをわたしがしたらどうだ。色味の少ない口紅は顔全体のくすみを際立たせ、まるで死に化粧みたいになるかも。髪の毛もそんなくしゅくしゅはもう似合わない。寝起きか?と思われるのがオチだろう。想像するだけで悲しい。
ワタシが卒業の頃はこんなだったろうか。もちろん流行も全然違うが、化粧品もこんなに多種多様のモノはなかったし、こんなに進化していなかった。是非一人一人バッグの中を見せてもらいたいものだ。
よく母親世代が、自分の母親と同じ年齢で比べたらずっと自分たちの方が若いと話している。確かに。
それと同じで、このお嬢さん方がオバサンになる頃はきっと今とは違った流行とウデと化粧品の進化で美しいんだろうな。ああ、うらやましい。